
キャットフード「セレクトバランス」ってどう?原材料や特徴、評判のまとめ!
「セレクトバランス」は、アメリカで製造されていますが、「完全室内飼い」「小型化」といった独自の飼育環境で暮らす日本の猫のことを考えて開発されており、ベッツチョイスジャパンという会社から販売されています。日本の猫が健康な一生を過ごせるように、和食のようなあっさりとした健康的な美味しさで飽きずに食べることができるようヘルシーなフードに仕上がっています。

「セレクトバランス」キャットフードとは
欧米産のペットフードは、油分が多く作られています。フードに油分が多く含まれていても、広いスペースでゆったりと暮らせるので、しっかり油分を消費できるため特に問題はありません。
しかし、日本の猫たちに油分が多く含まれている同じフードを与えるなら、肥満や皮膚トラブルを引き起こす原因となります。セレクトバランスは、飼育されている環境も考慮したレシピ設計を採用しています。
セレクトバランスの2つの特徴
日本の猫の飼育環境を元に、健康維持を考えたセレクトバランスのキャットフードには、2つの特徴があります。
それは「コエンザイムQ10」と「クランベリー」の配合です。では、それぞれの役割をみてみましょう
コエンザイムQ10

コエンザイムQ10には、老化の病気の原因となる活性酸素を取り除く抗酸化作用があります。その働きのおかげで免疫力を向上させ、身体の内側から体内環境を高める効果や若々しい身体へとアンチエイジング効果を期待できます。
また、健康的で美しい皮膚と被毛を維持することが可能となります。
クランベリー

クランベリーに含まれているポリフェノールの一種が、尿のphを調整へと働きかけます。尿などの泌尿器トラブルを抱えている子は、摂取したい成分のひとつです。
オリゴ糖を配合した高い消化吸収性
猫は人間と違い、唾液には消化作用がないため、よく噛まずにフードを丸呑みして食べます。また、胃が小さくて腸も短いので、消化を苦手とする生き物です。そんな猫の体質を理解したセレクトバランスは、消化吸収に優れた原材料のみを使用しています。
それに加え、「オリゴ糖」を配合することで、腸内環境を整えるようサポートします。そのため、健康的でニオイのない便をするようになります。
セレクトバランスのラインナップ
セレクトバランスは、4種類ラインナップされています。
キトン:1歳未満、または妊娠・授乳期の猫用
1歳未満の子猫と、妊娠・授乳期の母親の健康に必要な栄養バランスが含まれてます。子猫の発育と母猫の健康維持をサポートするフードです。
アダルト:1歳以上の成猫用毛玉対策
1歳以上の成猫の健康維持に欠かせない栄養素がたっぷり配合されています。
スリム:1歳以上の成猫用肥満対策
1歳以上の成猫の体重管理に必要な栄養素がバランスよく配合されています。低脂質で低カロリーの組成と増量された繊維質が太りやすい愛猫の健康をサポートし、体重を管路します。避妊や去勢後済みの愛猫にもおすすめです。
エイジングケア:7歳以上の高齢猫用毛玉対策
7歳以上の成猫に必要な栄養素が含まれています。特に抗酸化成分を配合することでエイジングケア効果を期待できます。
セレクトバランス(アダルト)の原材料とは?
原材料
チキン、米、とうもろこし、鶏脂、コーングルテンミール、ビートパルプ、セルロース、チキンエキス、サーモンオイル、ビール酵母、メチオニン、タウリン、クランベリー、フラクトオリゴ糖、L-リジン、コエンザイムQ10、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、B12、C、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、イノシトール、コリン)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、硫酸亜鉛、鉄、銅、マンガン、セレン、ヨウ素)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)を原材料として使用しています。
成分
粗タンパク質:30.0%以上、粗脂肪:17.0%以上、粗繊維:6.0%以下、粗灰分:6.5%以下、水分:10.0%以下、カルシウム0.6%以上2.0%以下、リン0.6%以上1.6%以下、メチオニン0.62%以上1.5%以下、タウリン0.1%以上
粗脂肪量が17%なので、低脂肪で低カロリーなフードといえます。上記でも少し触れたように、運動量の少ない日本の猫のためにレシピ設計されたフードです。特に室内猫や避妊・去勢済みの猫、肥満気味の猫にはおすすめのフードと言えるでしょう。
セレクトバランス(アダルト)の原材料を詳しく解析!
では上記で確認した原材料のいくつかを詳しく解析してみましょう。
チキン
セレクトバランスの第一原材料は、「チキン」と表記されているので、お肉をメイン原材料としています。
肉食動物に該当する猫は、動物性たんぱく質を肉や魚から摂取するよう身体がつくられています。ですから、猫の身体のことを考えているフードは、肉や魚をメイン原材料としています。
その点、セレクトバランス(アダルト)はチキンを第一原材料として使用しているので、猫に適したフードとなっています。
チキンには、さまざまな栄養素が含まれています。それには豊富なたんぱく質をはじめとし、ビタミン、リン、セレンなどが挙げられます。これらの栄養素は免疫機能の向上や、健康な骨や歯をつくるサポートをします。特にセレンには抗酸化作用もあるので、ガン予防効果も期待できます。
さらに本来狩りをしていた猫にとって、チキンは馴染み深く、嗜好性の高い肉として喜んで食べる肉のひとつです。セレクトバランスの公式サイトには、”安全性が高く、人間が食べるレベルのものを使用”していると記載されているので、クオリティーの高いチキンを使っているので安心です。
チキンエキス
セレクトバランスはチキンのほかに、チキンエキスも使用しています。一般的にチキンエキスと表記がある場合、鶏のとさかやくちばし、骨、羽根、足、血液などの破棄になるような粗悪な原材料を乾燥粉砕したものを使用している可能性があります。
しかし、セレクトバランスではそのような粗悪な原材料は使用していないと公表しているので、安心して愛猫に与えることができるでしょう。
穀物
セレクトバランスの第二原材料は、米、トウモロコシ、コーングルテンと穀物類が続いています。
猫は肉食動物なので、穀物の消化を苦手とします。そもそも猫の身体には、穀物を消化するためのアミラーゼという酵素を備えていませんし、小腸も短いので消化吸収が難しい体質をしています。
そのため、穀物を摂取すると消化不良を招いたり、アレルギーを引き起こす原因となります。
特にトウモロコシや小麦は、猫がアレルギーを起こしやすい食材として知られています。セレクトバランスでは第二原材料に米、第三原材料にトウモロコシを使用しているので、かなりの量の割合で穀物が配合されていることが考えられます。
米はまが比較的消化しやすく、食物繊維も豊富に含まれている良質の炭水化物ですが、糖質が多いので太りやすくなるリスクがあります。トウモロコシやコーングルテンは、消化不良やアレルギーを引き起こす原因となります。
特にコーングルテンは、トウモロコシの絞りカスなので全く栄養価はありません。これらの原材料は、キャットフードにはふさわしくないと言えます。
油脂
油脂は健康な皮膚や被毛、エネルギー、脳や眼の成長など猫にとって欠かすことができないものです。
セレクトバランスでは、鶏油とサーモンオイルを使用しています。鶏油は嗜好性が高いので食いつきの良いフードに仕上げることができます。それに加え、鶏油もサーモンオイルも不飽和脂肪酸であるオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸がバランスよく豊富に配合されています。
これらは猫の体内で生成することができないので、食事で体外から摂取する必要があります。美しい毛並みや毛艶の維持に欠かせない大事な栄養素です。
市販のキャットフードでは”動物性油脂”とあいまいな表記をしているものが多く、何の動物の油脂なのか不明なのが事実です。もしかすると複数の動物脂肪を使用しているのかもしれませんし、腐りかかった肉から脂肪を絞っている可能性もあります。このような粗悪な原材料から摂取した脂肪は酸化しやすいので、大量の酸化防止剤使用しています。
セレクトバランスでは、使用している油脂を明らかにしているので安心です。
ビートパルプ、セルロース
セレクトバランスは、ビートパルプやセルロースなどの繊維質も使用しています。セレクトバランスは毛玉対策を謳っているので、食物繊維目的で使用していると思われます。
なぜなら、食物繊維はお腹の調子を整え、排便のサポートをしてくれるので、お腹に毛玉がたまいりやす子にとっては食物繊維が欠かせません。
しかし、ビートパルプもセルロースも植物から栄養を絞りとった残りカスなので、便をかためる作用や満腹感を維持させる働きがあります。そのため、飼い主が愛猫の健康状態を知る手がかりとなる便を固くしてしまうので、キャットフードにはあまり適していない原料と言えます。
また、キャットフードにふさわしい別の理由として、ビートパルプに残留薬剤の可能性があるからです。ビートパルプは砂糖大根から砂糖を絞りとったカスのことですが、砂糖を絞る際に劇薬の薬剤を使用することがあり、この薬品がビートパルプに残っている可能性があるためキャットフードの原材料としてはあまりおすすめではありません。
添加物
セレクトバランスは、添加物を一切使用していません。 市販のキャットフードの多くは、長期保存させるために大量の保存料や酸化防止剤、また、見た目を良くするために着色料や香料などの人工添加物を使用しています。
これらの人工添加物は、発がん性やアレルギー、内臓疾患など多くの害をもたらす危険性があるため、人間への使用が制限、もしくは禁止されているものもありますが、ペットフードでは当たり前のように使用されています。
セレクトバランスでは、このような猫の身体に危険をもたらすものは一切含まれていないので、安全性の高いフードとして与えることができます。
セレクトバランスの賞味期限はどれくらい?

セレクトバランスの賞味期限は、開封前の場合は製造から1年、開封後は1ヶ月となっています。賞味期限はあくまでも目安なので、開封後は風味が変わらないうちに早めに使いきるようにしましょう。
セレクトバランスの正しい保管方法とは?
セレクトバランスキャットフードをはじめとし、すべてのキャットフードはパッケージを開けた瞬間から湿気を吸収して酸化がはじまります。ですから、開封後はしっかりと密閉をし、空気に触れる時間を少しでも短くしましょう。
また、温度や湿度の変化も品質低下に大きな影響を与えます。直射日光が当たらない、涼しい場所に保管するよう心がけましょう。
セレクトバランスの1日当たりの給与量どれくらい?
セレクトバランスの1日当たりの給与量は、体重ごとでおおよその目安量が異なってきます。次のようになっています。
・体重1㎏:26g
・体重2㎏:44g
・体重3㎏:60g
・体重4㎏:74g
・体重5㎏:87g
・体重6㎏;100g
・体重7㎏:112g
・体重8㎏:124g
・体重9㎏:136g
・体重10㎏:147g
上記の量はあくまでも目安量です。目安給餌量は「避妊・去勢済の成猫のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出することができます。1日当たりの給与量を目安に年齢、運動量なども配慮しながら、適切な量を愛猫に与えるようにしましょう。
セレクトバランスはどこで購入できる?
セレクトバランスは、ドラッグストアやホームセンターなどの市販では取り扱っていません。
公式ホームページ、もしくは楽天市場やAmazonなどの通販サイトから購入することが可能です。
セレクトバランスの返金保証制度
セレクトバランスは、安心して製品を試していただくために、100%満足返金保証制度がついてきます。
万が一愛猫の口に合わなかった場合、公式ホームページの専用申込書をダウンロードし、必要事項を記入したのち、レシートを張り付けて、フードの内容量が3分の1以上残っている商品と一緒に、30日以内に着払いで到着するように送ることで、100%金額が返金されます。
詳しくは専用申込書がある公式ホームページをご確認ください。
セレクトバランスの口コミ評判
では最後に、すでにセレクトバランスを利用したことがある方のリアルな口コミ評判をみてみましょう。

良い口コミ評判
・「フードの内容をみると、品質のよい商品だと思います。日本の猫の環境を考えたフードであることに共感しました。」
・「うちの子はアレルギー持ちなので、安いフードを食べると肌が荒れます。でも、セレクトバランスは食べてもアレルギー反応が生じません。」
・「ヒューマングレードのチキンを使用しているので信頼できます。良質なたんぱく質を摂取しているせいなのか、毛ツヤが以前よりもよくなったような気がします。」
・「アメリカ産フードなのに、日本の猫のためにわざわざ作られているので購入してみました。尿路結石の予防にもなるのでいいフードだと思います。」
・「愛猫はアレルギー体質だったのですが、セレクトバランスを食べてからはアレルギー反応が出なくなりました。」
・「食いつきよく、美味しそうに食べています。」
・「小粒なので食べやすそうです。」
・「今までさまざまなフードをあげましたが、いつも吐いていました。でも、セレクトバランスに切り替えてからは吐くことがなくなりました。うちの子の体質に合っているようです。」
・「今まではニオイがきつい便をしていた子が、セレクトバランスにしてからニオイのないいい便をしてくれるようになりました。フードのクオリティーの高さを実感しています。」
・「毛並みがよくなりました。」
・「2匹の愛猫が食べています。気に入っているようなので、しばらく続けてみようと思います。」
・「友達にすすめられて購入しました。口コミ評判も確認しましたが、いいフードだと思います。食いつきよく食べています。まだ1袋目なので効果は分かりませんが、リポートしてみます。」
悪い口コミ評判
・「食いつきがイマイチです。」
・「3匹猫を飼っていますが、どの子も食べてくれません。残念です。」
・「セレクトバランスを食べたあとは、いつも下痢をします。いいフードですが、あげることをやめようと思います。」
・「食べると吐きます。」
・「食べてくれません。」
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